あんこの会
あんこがはみ出るくらい日々奮闘中のセラピストたちのブログ。 ぜひご一読を!
認知神経リハ研修(3/23、24)に向けて
- 2013/03/12 (Tue)
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あんこの会は認知神経リハに足を突っ込んでみる事にしました。
今月23、24日に仙台で学んできます。
腰ヒカリは、以前この先生の研修に参加したことがありました。復習がてら、そのときの資料をもとに腰ヒカリが感じたことや印象に残ったことをまとめてみます。
リハビリテーションによって引き起こされる「からだ」の変化
国府病院PT 荻野敏先生
<序>
人は自分の見ている世界がすべてであり、また普遍的で絶対なものと思い込みやすい。
でも、
同じことを目的としても人によってやり方は変わる。
となると、
人によって世界の見え方やとらえ方が変わることが予測される。
そして、
おかれた環境によってもその都度人は適応するため変わる。
障害によって身体図式やつながりが不十分になった場合は・・・?
<脳の可塑性>
大脳皮質にある体性感覚野の細胞は体に加えられた物理的刺激にはっきり対応している。体性感覚野の神経細胞に再編が生じる。
<脳血管障害における変化>
整形外科医であった山田きく子先生の体験談「壊れた脳 生存する知」の紹介・・・
<整形外科疾患における変化>
脳神経外科医であるオリバー・サックス先生のお話・・・
山から転落し、左足を負傷。
その後、「左大腿四頭筋の動かし方がわからない・・・」
ほかはわかるのに。なぜ左大腿四頭筋のみ??
「レナードの朝」という映画を見れば答えがわかる!・・・かも。
<発達の最近接領域>
=最も近い接触領域・・・適切な教えるレベル。
段階づけ。
・現在の水準
蓄積された能力をもとに自分で解決できる
・援助があればできる、または近いうちにできるだろうと予測される水準
*与える課題は簡単すぎても難しすぎてもいけない。
=「オーダーメイドの訓練」を見極めて提供する
・行為のメカニズムの理解。
→注意したいことは「誤ったリハビリテーション」。
これは「学習された不使用」であり、代償動作を引き起こす。
必要なのは、本来残存している能力とそれに合った課題により、環境に適応した動作を学習してもらうこと。
「リハビリテーション」=「教育」
<認知神経リハビリテーション>
機能しなくなった体の部位に意識を集中して動かし、体にスムースな動かし方を一から覚えこませるもの
・・・上記をふまえて
認知神経リハの入口に少し足を踏み入れた気がします。
しかし、まだまだ奥深い。
普段の臨床にどう活用できるのか、目の前の患者さんにどう提供していけるのか・・・。
来週の研修会で、さらに詳しく知ることができるといいな。
あんこ
東日本大震災から2年
- 2013/03/10 (Sun)
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2011年 3月11日
14時46分。
私は、当時8階にあった脳神経疾患センター病棟で訓練中でした。
地鳴りのような音ともに立っていられないほどの横揺れが2回。
私は患者さんの上から覆いかぶさるようにして揺れが収まるのを待ちました。
長い揺れが収まった後、当時10階にあったリハビリテーション科へ戻ると、訓練中だった数名の患者さんと床に落ちた電子カルテ、倒れた食器棚、通路を塞ぐ机、散らばった書籍…
まずは男性スタッフで患者さんの乗った車椅子を抱え、階段で1階まで降ろしました。すべての患者さんの搬送後はリハ科の復旧作業。
その後は各病棟の割れた窓ガラスの応急処置へ向かいました。
途中、総合案内で見たテレビには信じられない光景が映し出されていました。
津波!
目を疑いました。これ映画じゃないよね?(今思えばこんなこと言ってる場合じゃなかったけど、その時はそう思った。現実とは思えない光景だったから。現実の被害がここまでとはその映像を見るまで全くわからなかった)
それからの日々は不安の連続でした。
度重なる余震、ガソリンスタンドの給油制限、物資不足、原発事故、放射能。
誤報も何度もありました。
『福島県民は福島県から出してもらえないんだって。汚染しているから』
心ない声もあちこちから聞こえました。
この先どうなっていくんだろう。
わたしたちの地域は内陸で被害が少ないほうだったので、津波被害に遭った方々、放射能により避難せざるをえなくなった方々が次々とわたしたちの住む地域へ来られました。
わたしたちは通常業務の他、ボランティアとして支援を開始しました。地域の体育館、温泉などの避難所から。
その後、県のケアマネ協会、社会福祉士会、医療ソーシャルワーカー協会、精神保健福祉士会、理学療法士会、作業療法士会の6団体で相談支援専門職チームを発足。
専門職として、それ以前に人として何ができるのか?
自分の立ち位置や役割を常に考える必要がありました。
その後、仮設住宅への支援活動、介護予防教室、冬の暮らし方講習会(この地域は豪雪地帯であり、避難してきた方々が住んでいた地域とは気候が全く違う)など、少しずつ具体的にどうすれば生活しやすいかを意識した関わりになっていきました。
震災から2年が経ち、世間では防災に対する意識が薄れてきた頃かと思います。確かに、元の地域へ戻る方々は増えてきました。
でも、まだ戻れない方々が大勢いらっしゃいます。
まだ支援が必要な方々が大勢いらっしゃいます。
受け入れられない事実とともに生活されている方々が大勢いらっしゃいます。
まだ終わっていません。
まだ戦い続けている方がたくさんいらっしゃいます。
震災から3年目。
今私たちにできることは何でしょうか?
今後も細く長い支援を続けて行きたいと思います。
あんこ
*Link
現在も活動中
福島県作業療法士会災害対策本部の掲示板
SV を終えて
- 2013/03/03 (Sun)
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1.自分の指導
精神科に異動して1年が経った。
あっという間。希望して来たけど、予想通り難しくて、毎日毎日壁にぶつかって、『自分って?』って迷うことばかりで、CLさんと一緒にグルグルして。身障の急性期チームに比べたら全然体は動かしていないのに、夕方には立ち上がれないくらい疲れていて。
自分の立ち位置、役割に迷うって想像以上の気力を使うんだなーと思った。
そんな私も学生さんのSVを依頼されて。
こんなに自分のことで精一杯なのにぜったい無理!!と思った。
だって学生さんは現場経験が少ないからお手本とする『OT』は学校の先生くらい。他のOT像が学生さんの中にはない。職種は『OT』。でも、職種の名前が同じでも様々な色を持ったOTがいて。学生さんは様々な『OT』を見て、学生さんの中での『OT』像を作り上げていく。そんな過程の中に自分が存在する。
かなり大事な役割でしょ?(笑)
身障では総合実習のSVを2回やらせて頂いた。
でも精神科では実習経験がないし他のOTが精神科でどのように指導をしているか見たことがない。だから想像できなかった。
SV自身も以前指導された経験とか他のOTをお手本に指導していくんだなと思った。
でもせっかくの機会。自分の中では『現場の楽しさを感じてもらう』、『職員の一員としてCLさん、他OTが動きやすいよう配慮できるようになってもらう』ことを目標にした。
だって、楽しくなきゃ学校に戻ってからも勉強なんか頑張れないでしょ(笑)
職員と同じだと認識していれば何が必要か自分で考えて動く意識が持ちやすいと思うし、役割ができるし。実際に臨床に出たときに楽だと思う(急性期で先輩方が教えてくれたこと。CCSを学んでおいたのも良かった)。
指導に関しての力不足はわかっていたから仲間の手を借りてなんとかやろうと思った。
CLさんを思う気持ちがあれば身障も精神も関係ないもんね。
2.養成校の指導~『なんで?』を深めるために~
今回の進め方には疑問が残った。
養成校の提示するレポートのまとめ方、学生への対応・・・
『評価実習』が2回行われる養成校。違いを資料と先生から確認したところ、このようなお返事だった。
<評価実習Ⅰ>
1人の対象者に対して各評価表を用いて評価を行い、評価ごとの統合と解釈が書ければ良い。評価全体の統合や目標・プログラム立案は必要なし。問題点の抽出と考察は必要。考察してみて、不足している情報に気付ければそれで良い。
<評価実習Ⅱ>
全体像を考える。評価の統合と解釈、問題点の抽出、目標、プログラム立案、考察まで。
???。
評価って何のためにやるの?
評価の方法のみの練習であれば、対象者を評価ごとに変えてもよい、といわれたら理解できるけど。
1人の対象者にいくつかの評価を実施して、評価の統合は必要ない???
対象者を見て、最初に挙げてくる評価は学生の知識の中で一般的な評価法。目的や方法を一緒に確認して実施することはできる。それぞれの評価から何がわかるか、どんなことが言えるかも考えられる。
でもそこから評価同士の横のつながりを考えないと、なぜ評価の結果に食い違いが起きているかとか、その方の根本的な特徴の理解も難しい。疑問も出てこないんじゃ?今後の生活も考えずに何を考察すればいいのか?
先生には確認したけど私の捉え方は間違っているのかな。
でも、臨床では初対面で決めた評価項目を1回通して実施すれば終わり、なんてことはない。
評価の練習だけできれば良い、とするにしても実習のときの考え方って後々根強く残ると思う。
せっかくの機会。できるだけ臨床に近い経験をさせてあげたい。
そしてもうひとつ。
OTってどんな人?
日ごろから『OT』を伝えるためには一番身近にいる『OT』である先生の存在が重要だと思う。
今回実習に来てくれた学生さんたちは養成校から指定された提出課題で把握していない課題があった。
学生さん同士が実習中に連絡を取り合って励まし合うならいいけど、具体的な課題が何かわからなくて質問しあって、結局誰に聞いてもわからないから『こんなことを書けばいいのかな?』と予測して書いてくる。時間がもったいない。合っているかわからない課題に時間を費やすなら、この貴重な実習期間に考えてほしいことはいっぱいある。伝えたつもり、なのかもしれないけど学生さんによって理解の程度が違うことはある。
臨床でなくても、各々に合わせた関わりができるのがOTだと思う。
各養成校で方針や方法は違って良いと思うし、実習先がその基準に背く必要はないと思う。
でも、養成校の先生も実習先の私たちも同じ『OT』。
学生さんに『やっぱりOTになりたい!』って思ってもらえる背中を見せられたらいいなー。
上司と相談して学校側に意見は伝えました。
今後もステキな仲間が増えていくことを楽しみにしています。
あんこ
名古屋遠征
- 2013/02/18 (Mon)
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私たちあんこの会には、尊敬するセラピストがいます。少し場所は離れているけど。東海地方のPTさんたち。
1年半前からツイッターで勉強させていただいたり元気をいただくようになりました。SNSってすごい。こんなふうに使うなら問題ないですよね。
現実を見て心が折れそうなとき、一緒に喜んでほしいとき、場所は離れているのに、いつもそばにいてくれました。そんな方々に実際に会える・・・!
こんな機会。そうありません。まるで芸能人に会いに行くような気分。
でも自分の知識や技術が明らかに不十分なことはわかっていたので会ってがっかりされるんじゃないか・・・とかとか。不安要素だらけでした。
仕事終わりに福島から新潟へ。
新潟ではまさかまさかタクシーを予約したら早く来いとせかされ。
新潟から高速バスで名古屋入り予定。
新潟では本番を控えて前夜祭!!楽しみとドキドキが交錯・・・しながらも飲みました。あんこの会in名古屋の前に、あんこの会in新潟を楽しみます。全員新潟のB級グルメは大好きです(実は新潟出身だったり)。
『越たんたん』。駅前の地下にある居酒屋。タレカツ、はたはた唐揚げ、つぶ貝わさび和え・・・
そして高速バス乗車。
まさかの暴風雪で到着できないかもと思いましたが、1時間遅れで名古屋到着!!
思っていたよりもかなり寒いです。
名古屋ではもちろんモーニングを頂きます。ネットで探し当てた『美辞麗句』。小倉トーストうまし!!!
そしてそしてついに刈谷市中央生涯学習センター到着★
見る人見る人まさかあの方では!?とドキドキ・・・。
ついに開場、受付。
受付にはそれらしきお方が!!!
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ・・・・・・・・・・・・帰ろう。
ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ・・・・・・・・・・・・お腹痛い。
着席(帰らなかった)。
演者席から斜めの位置。
2人×2列。出席者100名。
なかなかアウェイです。でも、この中にまだ見ぬ仲間たちが・・・!
まずは小松先生の開演のご挨拶。
そして岩丸先生からご講義。
そして小松先生。
そして生野先生。
どの先生方も臨床への熱い想いはやばかったです。とにかく熱かった(暑くはなかったです。1月なので)。
本番終わり(内容は他の方々がまとめてくださっているので省きます)。
そしてそして。
楽しみにしていた懇親会★
東海のPTOT4名と我らあんこの会4名の計8名!
ステキすぎる(T T)何がステキかって?
全てですよ。
セラピストとしてはもちろん、人として尊敬できる方々です。年齢なんて関係ない。こんなにステキな方々が東海にはゴロゴロいる。刺激にならないわけがない。
そして親睦も深めちゃいましょう。
名古屋弁講座。
『きやっとする』。?=『痛い(鋭利)』鈍痛とは分けて表現されるそうですが、ごめんなさい、覚えていません。
『こわい』in福島=痛い、だるい・・・『こわい』in名古屋=えらい(すごい)
こんなところで東海と東北の交流。
メニューは彼らにおまかせ。
ひつまぶし、きしめん、えびふりゃー、天むす、豚角煮(デミグラスソース)、味噌串カツ・・・おいしすぎました。
そんな中、まさかのメール・・・
『明日の高速バスは運休となりました』
大雪のためとのことでした。
思いの外、ショックはありませんでした。月曜休めばいっか!こんなノリ。
いけないいけない。
そして名古屋駅まで送っていただき、地下鉄へ。みなさんのやさしさのあまり、兄さん涙(爆笑)。
寒空の中でしたがへっちゃらでした。
丸の内駅下車。ホテルウイングインターナショナル名古屋へ到着。
興奮冷めやらぬまま名古屋まで来て『横浜ラーメン』をいただき。。。(夜食)
濃い1日を終えて、就寝。
翌朝。
朝から帰る手段を探し。新幹線を乗り継いで帰ることに。
チェックアウト。
名古屋駅構内の『シャポーブラン』でモーニングを頂く。(飲み物1杯分の値段でパンとゆで卵食べ放題)
現地の方おすすめNo.1の『恵亭味噌カツ定食』。急いで帰路に着きたかったため、恵亭に作るのをせかしてお持ち帰り。
もう間に合わないと思っていた新幹線が5分遅れ!無事乗車し、自由席に座れて。味噌カツ。ゆっくり堪能しました。
名古屋から離れるのはさみしいけれど、また来ることを誓い。
東京
腰ヒカリが酔い・・・
新潟
赤福を食べつつ・・・
福島へ
記録的大雪。
アハハ。雪かきしつつ・・・
明日も仕事頑張ろう。
夢のような2泊3日の旅は終わりました(うち車中泊1、ホテル泊1)
濃かったです。 あんこ
ブログ開始!!!
- 2013/02/15 (Fri)
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『あんこの会』でブログを始めました
まずはメンバー紹介
あんこ・・・
皆さん、アンパンマンをご想像ください。
アンパンマンは顔を食べさせたり殴られたりして交換することはあっても
あんこははみ出ませんね。
カレーパンマンは意図的にカレーを出しています。
アンパンマンは内に秘めて自分から放出することはありません。
私たちは・・・??
あんこの会は4人(+隠れメンバー2人)で構成されています。
当ブログは、本会員4人で日々のできごとやはみ出たエピソードを書いていきます。
今日はこしあんについて。
明日はつぶあん・・・
ではなくて
まずはメンバー紹介から
ひとぴー(理学療法士)
エキセントリック(作業療法士)
腰ヒカリ(作業療法士)
shizuka(作業療法士)
上記4名で構成された・・・
その名も
『あんこの会』
と、初回は不真面目にしてみました。
変なグループではありません。
日々の業務に自分のあんこがはみでるほど悩める
東北在住の理学療法士、作業療法士の集まりだったりします。
・・・ついったーにいるかもね
日ごろ業務等で悩んでいることや、ど~でもいいことなど
いろいろ書いていきたいなー
そんなわけで
★今後に乞うご期待★
あんこ