あんこの会
あんこがはみ出るくらい日々奮闘中のセラピストたちのブログ。 ぜひご一読を!
精神科を振り返る
- 2013/10/15 (Tue)
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精神科勤務を終えて,振り返ってみます.
あんこの会メンバーは,総合病院に勤務しています.
shizukaは回復期チームと脳卒中急性期チームを経験する中で,
・・・身体的な問題を抱えれば精神的にも病む
・・・いきなり障害の受容なんてできない
という,当たり前のことを肌で感じました.
診断名は『脳梗塞』
でも,気持ちが落ち込んで,麻痺は軽度なのに,何もしたくない.
以前のようにはできない,と思う(やってみてもいないのに).
人間はやっぱりココロが動かないと体は動かないのだと,
精神的な回復がなければ身体的な回復にはつながらないのだと思った.
そして,自分は『OT』
OTの原点は精神科.
対象となる多くの方は,身障領域と異なり,体は動くのに生活に支障が出ている?
今の環境は,様々な分野の経験が可能!!
そりゃーやってみたくなるでしょう笑
異動希望.
そして1年9か月の間,精神科勤務を経験.
私の学生時代の実習先は身障と小児.精神科は1週間の見学実習程度.
初めてしっかり『居る』精神科はひどく緊張して.
誰は話しかけても良い状態で,何をどこまで話していいのか?
どこに立って,どんな表情で,どんなトーンで,どんな雰囲気でいればいいのか??
疑問ばかり.
きっと周囲の人から見たらロボットみたいに硬かっただろうな笑
だって外見は障害があるかどうかわからない方がほとんど.
でも,入院したり,外来通院する必要のある方たち.
自分の関わったことで症状が悪化したらどうしよう・・・と気にした.
やっぱり未経験ってこわい.CLさんたちと同じ.
でも,時間経過とともに,こちらもそれぞれの方の顔や特徴を知り,
CLさんたちも私の顔を覚え,私のキャラを理解して(症状の安定しているときは)
関わってくれるようになった.
私は必要以上に身構えることはないんだなと理解.
ただ,健常者よりも脆弱性は強く,臨機応変で柔軟な思考は望めない.
こちらの柔軟性が試される.
どこまで歩み寄れるか?
そしてまた当院の強み.
個人作業療法.
多くの病院で行われているらしい(私は集団訓練のみの病院さんの現状を把握できていないので),集団のみの介入は私には困難.
同時に多くの方を評価する目を持つことは私には難しいし,
個人個人の変化に影響する因子が多すぎる.
個人作業療法.
1:1で何時間もいるわけではなく.
何人も同時進行で手工芸や運動をやりながらではあるけど,
定期的に面接したり,個々のCLの目標に向かってできることを計画し,実行に移す.
集団では適応できているように見えても,千差万別.
内面に表出できていないものがあるかもしれない.
健常者でも千差万別なんだから,障害があればより生活歴も環境因子も特有だよね.
『私のことを一番理解してくれているのはあなたです』
『会議のとき,私の気持ちを代弁してくれてありがとう』
こんな言葉を言ってくれるとテンションあがりました.
欲張りな私は(OTならみんなそうか)CLのことを一番知っていたいからね笑
集団適応が困難な方も多いから,集団訓練も必要だけど.
急性期のCLがいきなりまとまった時間を集団で過ごすことは困難.
場を知って,顔を知って,内面を知って,少しずつ本音を語りだす.
早く本音を聞きたいと思ったら,質問するよりもこちらの手の内を明かす.
自分の失敗談なんかを取り入れて,身近な人だと感じてもらうことじゃないかな.
必要な方に,必要な場の提供を.
せっかく地域に帰られた方が再入院する,なんてことはしょっちゅう.
よく言われる『回転ドア現象』
定期的な診察,訪問看護,外来OT,総合相談窓口の介入...
さまざまな支援を駆使しても,これをなくすのは困難.
季節ごとに症状を繰り返す方も多い.
じゃあ何を目標にする?
当院精神科で感じたことは,やっぱりそのときのCLの想い.
いくら想い(夢)を目標にしたって
夢の途中で何度も折れるけど,
同じことを繰り返しちゃうけど,
『失敗』=『失敗』じゃなくて
『失敗』=『失敗+ほんの少しの経験』になればいいんじゃないかな.
ご本人の記憶には残らないこともあるけど,支援者の記憶には残る.
『こんなこともできるのだ』と.
『まだできる支援があるかもしれない』と.
日本のOTが対象にする領域は,身障,精神,老人,小児とあるけど,
精神領域はOTらしくいやすい場所だな,と思った.
精神科勤務を通して,精神科に限らず『OT』に必要だと思ったこと
・とことんCLの想いに付きあう.
誰もが掘り下げて聞いてくれないとしたらCLは納得できないよね.
たとえ現実的でないとしてもとことん話したら
CL本人がどうすればいいか気づくかもしれない.
支援者側もCLの『本音』の支援でなければ回転ドアになってへこむかもしれない.
・『障害』ではなく,『生活』に着眼する.
・できないから却下,ではなくどうしたら達成可能なものになるのか,
そのままでは実現できなくても近づける工夫はないのか,チームで協議する.
・上記すべての根底は,
支援者側が諦めないということとCLに信頼されて一緒に前に進みたいということ
こんな当たり前のことを強く感じた1年9か月でした.
想いばかりが先行し,できないことに憤りを感じてばかりでしたが,
CLさんたち,ご家族さんたち,Dr,Ns,SW,OTのみなさん.
とても勉強になりました.
やっぱりOTが好きです.
本当にありがとうございました.
楽しかった.
あんこ
あんこの会メンバーは,総合病院に勤務しています.
shizukaは回復期チームと脳卒中急性期チームを経験する中で,
・・・身体的な問題を抱えれば精神的にも病む
・・・いきなり障害の受容なんてできない
という,当たり前のことを肌で感じました.
診断名は『脳梗塞』
でも,気持ちが落ち込んで,麻痺は軽度なのに,何もしたくない.
以前のようにはできない,と思う(やってみてもいないのに).
人間はやっぱりココロが動かないと体は動かないのだと,
精神的な回復がなければ身体的な回復にはつながらないのだと思った.
そして,自分は『OT』
OTの原点は精神科.
対象となる多くの方は,身障領域と異なり,体は動くのに生活に支障が出ている?
今の環境は,様々な分野の経験が可能!!
そりゃーやってみたくなるでしょう笑
異動希望.
そして1年9か月の間,精神科勤務を経験.
私の学生時代の実習先は身障と小児.精神科は1週間の見学実習程度.
初めてしっかり『居る』精神科はひどく緊張して.
誰は話しかけても良い状態で,何をどこまで話していいのか?
どこに立って,どんな表情で,どんなトーンで,どんな雰囲気でいればいいのか??
疑問ばかり.
きっと周囲の人から見たらロボットみたいに硬かっただろうな笑
だって外見は障害があるかどうかわからない方がほとんど.
でも,入院したり,外来通院する必要のある方たち.
自分の関わったことで症状が悪化したらどうしよう・・・と気にした.
やっぱり未経験ってこわい.CLさんたちと同じ.
でも,時間経過とともに,こちらもそれぞれの方の顔や特徴を知り,
CLさんたちも私の顔を覚え,私のキャラを理解して(症状の安定しているときは)
関わってくれるようになった.
私は必要以上に身構えることはないんだなと理解.
ただ,健常者よりも脆弱性は強く,臨機応変で柔軟な思考は望めない.
こちらの柔軟性が試される.
どこまで歩み寄れるか?
そしてまた当院の強み.
個人作業療法.
多くの病院で行われているらしい(私は集団訓練のみの病院さんの現状を把握できていないので),集団のみの介入は私には困難.
同時に多くの方を評価する目を持つことは私には難しいし,
個人個人の変化に影響する因子が多すぎる.
個人作業療法.
1:1で何時間もいるわけではなく.
何人も同時進行で手工芸や運動をやりながらではあるけど,
定期的に面接したり,個々のCLの目標に向かってできることを計画し,実行に移す.
集団では適応できているように見えても,千差万別.
内面に表出できていないものがあるかもしれない.
健常者でも千差万別なんだから,障害があればより生活歴も環境因子も特有だよね.
『私のことを一番理解してくれているのはあなたです』
『会議のとき,私の気持ちを代弁してくれてありがとう』
こんな言葉を言ってくれるとテンションあがりました.
欲張りな私は(OTならみんなそうか)CLのことを一番知っていたいからね笑
集団適応が困難な方も多いから,集団訓練も必要だけど.
急性期のCLがいきなりまとまった時間を集団で過ごすことは困難.
場を知って,顔を知って,内面を知って,少しずつ本音を語りだす.
早く本音を聞きたいと思ったら,質問するよりもこちらの手の内を明かす.
自分の失敗談なんかを取り入れて,身近な人だと感じてもらうことじゃないかな.
必要な方に,必要な場の提供を.
せっかく地域に帰られた方が再入院する,なんてことはしょっちゅう.
よく言われる『回転ドア現象』
定期的な診察,訪問看護,外来OT,総合相談窓口の介入...
さまざまな支援を駆使しても,これをなくすのは困難.
季節ごとに症状を繰り返す方も多い.
じゃあ何を目標にする?
当院精神科で感じたことは,やっぱりそのときのCLの想い.
いくら想い(夢)を目標にしたって
夢の途中で何度も折れるけど,
同じことを繰り返しちゃうけど,
『失敗』=『失敗』じゃなくて
『失敗』=『失敗+ほんの少しの経験』になればいいんじゃないかな.
ご本人の記憶には残らないこともあるけど,支援者の記憶には残る.
『こんなこともできるのだ』と.
『まだできる支援があるかもしれない』と.
日本のOTが対象にする領域は,身障,精神,老人,小児とあるけど,
精神領域はOTらしくいやすい場所だな,と思った.
精神科勤務を通して,精神科に限らず『OT』に必要だと思ったこと
・とことんCLの想いに付きあう.
誰もが掘り下げて聞いてくれないとしたらCLは納得できないよね.
たとえ現実的でないとしてもとことん話したら
CL本人がどうすればいいか気づくかもしれない.
支援者側もCLの『本音』の支援でなければ回転ドアになってへこむかもしれない.
・『障害』ではなく,『生活』に着眼する.
・できないから却下,ではなくどうしたら達成可能なものになるのか,
そのままでは実現できなくても近づける工夫はないのか,チームで協議する.
・上記すべての根底は,
支援者側が諦めないということとCLに信頼されて一緒に前に進みたいということ
こんな当たり前のことを強く感じた1年9か月でした.
想いばかりが先行し,できないことに憤りを感じてばかりでしたが,
CLさんたち,ご家族さんたち,Dr,Ns,SW,OTのみなさん.
とても勉強になりました.
やっぱりOTが好きです.
本当にありがとうございました.
楽しかった.
あんこ
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第24回 東北作業療法学会!...のおまけ
- 2013/10/11 (Fri)
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またの名を『学会裏話~エキセントリックの場合~』
当日演者および会場スタッフとして参加させて頂いたエキセントリックの話です。
...ほんとはちょっとしたコラムみたいに書けたらと思ったら文が増えたので、別にしました。
エキセントリック、はじめてのポスター発表でした。
言いたかったことは2つ。
1.生活行為向上マネジメントと退院時リハビリテーション指導書を使用
⇒ケアマネから意味のある作業を目的としたサービスの提案があった!
⇒連携に役立つのでは!
2.重度、寝たきりの方でも意思疎通がとれれば生活行為向上マネジメントは使えるのでは!
以上。
言いたいことはなんとか言えたかな、と。
質問は2問。
佐竹教授より頂きました。ちゃんと質問があって嬉しいです。
1問目
患者だけでなく家族に変化はみられたか?
⇒旦那さんの笑顔は見られましたが...大きな変化かはわかりませんでした。
2問目
意味のない作業はありますか?
⇒これ、未だに悩んでます。
発表の場では本人が自発的にやりたいと思ってない作業のこと、とお答えしたのですが...
でも何かしら身体機能面とか影響は出ているからまったく意味が無いわけではなく、うーん?いいのかこれ?自分なりの答えが見つかったら書きます。
あと20分で始まる、くらいにちょっとしたてんやわんやがありました。
クローク係の方が1人、聴きにいけないのです!
皆様の荷物を管理している以上はだれかが残らなければならないのですね。
スライドはパソコンに移して見ることはできますが、肝心の講演(音声)が...。
スマホ二台で通話⇒講演の音声を拾うことに。
ちょうどエキセントリックのカバンに充電器とバッテリー、ヘッドホンがあったので利用しました。Bluetoothマイクがあれば良いのですが、ないもんは仕方ない。
クロークの方が持っていたイヤホンをマイクがわりに。一人が音声を拾いに会場のスピーカー近くでイヤホンを近づけるわけですね。
結局、半分くらいは聞けたようです。
ベストではなかったですが皆でベターな対応ができたかと。
そんなてんやわんやがありました。(限られた時間と資源で何かするのは燃えるので好きですが、非常に疲れますね。ほどほどでお願いします)
オチはないです。でも頑張りました。お疲れ様でした。
あんこ
当日演者および会場スタッフとして参加させて頂いたエキセントリックの話です。
...ほんとはちょっとしたコラムみたいに書けたらと思ったら文が増えたので、別にしました。
《ポスター発表》
エキセントリック、はじめてのポスター発表でした。
言いたかったことは2つ。
1.生活行為向上マネジメントと退院時リハビリテーション指導書を使用
⇒ケアマネから意味のある作業を目的としたサービスの提案があった!
⇒連携に役立つのでは!
2.重度、寝たきりの方でも意思疎通がとれれば生活行為向上マネジメントは使えるのでは!
以上。
言いたいことはなんとか言えたかな、と。
質問は2問。
佐竹教授より頂きました。ちゃんと質問があって嬉しいです。
1問目
患者だけでなく家族に変化はみられたか?
⇒旦那さんの笑顔は見られましたが...大きな変化かはわかりませんでした。
2問目
意味のない作業はありますか?
⇒これ、未だに悩んでます。
発表の場では本人が自発的にやりたいと思ってない作業のこと、とお答えしたのですが...
でも何かしら身体機能面とか影響は出ているからまったく意味が無いわけではなく、うーん?いいのかこれ?自分なりの答えが見つかったら書きます。
《葉山先生の講演!...の裏話》
さて、皆が楽しみにしている葉山先生の講演。あと20分で始まる、くらいにちょっとしたてんやわんやがありました。
クローク係の方が1人、聴きにいけないのです!
皆様の荷物を管理している以上はだれかが残らなければならないのですね。
スライドはパソコンに移して見ることはできますが、肝心の講演(音声)が...。
スマホ二台で通話⇒講演の音声を拾うことに。
ちょうどエキセントリックのカバンに充電器とバッテリー、ヘッドホンがあったので利用しました。Bluetoothマイクがあれば良いのですが、ないもんは仕方ない。
クロークの方が持っていたイヤホンをマイクがわりに。一人が音声を拾いに会場のスピーカー近くでイヤホンを近づけるわけですね。
結局、半分くらいは聞けたようです。
ベストではなかったですが皆でベターな対応ができたかと。
そんなてんやわんやがありました。(限られた時間と資源で何かするのは燃えるので好きですが、非常に疲れますね。ほどほどでお願いします)
オチはないです。でも頑張りました。お疲れ様でした。
あんこ
第24回東北作業療法学会(in福島)
- 2013/10/08 (Tue)
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東北OT学会!
平成24年10月.ちょうど去年の今頃.
尊敬する先輩に声をかけられ.
エキセントリック,腰ヒカリ,shizukaの3人は,東北OT学会の学術部に任命していただきました.
言われた時は何のことやらよくわかりませんでしたが.
(今回はshizuka目線で書いています)
本番は平成25年9月28,29日
学術部の仕事は,学術誌作成,ポスター・口述発表準備,プログラム作成,
一般公開講座の講師探し.
いろんな仕事があったけど,どれも楽しかった.
こうやって形になっていくんだなーと.
公開講座の講師は数々の著名人の名前が挙がりました.
私は講師検討中から葉山先生推し!!!
生活行為向上マネジメント事業で資料を拝見してすぐにamazonで本を購入,
すでにとてもファンでしたので★
熱烈ラブレターのお手伝いまでさせていただきました笑
そして葉山先生に決定\(◎o◎)/!!!
とってもフランクな方で,お会いしたこともないのにfacebookで仲良くしてくださって.
当日が近づくにつれてバタバタと大詰め.
私は学術部の仕事と担当していたCLさんの夢:作品制作、納品、販売のお手伝い.
CLさんは販売に立ちたい、かつ(私のせいで大好きになった笑)葉山先生に会いたいと
強く希望されていましたが,翌日が就職試験となったためお休み.
とてもとても残念がっていました.
初日!
葉山先生の書籍を持って.
朝8時に集合し、開始前最後の全体実行委員会で士気を高めます.
大内学会長は直接お話したことはありませんが、熱くて一生懸命で大好きな方.
福島県士会員全員で『おもてなしの心』で迎えましょう,と学会長より.
本学会の目標参加人数は556人.
今回のテーマ『こころと絆』から,556(こころ・心).
受付時間を過ぎると会場は人・ひと・ヒト.
私は販売ブースの統括,ぽっかぽかタイムス(OTの知恵袋)宣伝.
エキセントリックは口述発表の方用のパソコン係,腰ヒカリは受付対応.
ブースをちょこちょこ抜け出しては仲間の発表を聞きに行き.
CLさんと二人三脚で準備してきた作品は初日で150個すべて完売!!!!!!
福島県内の各施設,病院,仮設住宅に配布後は他の被災県に配ろうと決まっていた
『OTの知恵袋』も予定数はすべて配布!!!!!
そして夜.
とても楽しみにしていた懇親会.だからこそとても緊張して.
今しかない...!
葉山先生のもとへ向かい.
直接先生のお声を聴いて(;_;)間近でお話して(;_;)サインをいただいて(;_;)
本日来る予定だったCLさんの葉山先生への想いを伝えて(;_;)
『人生とは、1に作業、2に作業、3は参加なのだよ.
だからそのCLさんにもぜひ就職活動を頑張ってほしい』
とお言葉をいただきました(;_;)(もちろん帰ってすぐCLさんにお伝えしました)
そしてなんと!予想していなかった,名古屋でお世話になった岩丸先生を発見・・・?
愛知から福島?本物??
エキセントリックに確認し,ご本人のもとへ・・・
岩丸先生でしたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー★★★
先生は愛知県災害対策委員とのことで,東北OTの話が聞きたくて来られたとのこと.
アンテナの高さに驚き.
エキセントリックは昼間の発表で消化不良になっていた質疑応答の内容について
先生に質問.真剣に答えてくださいました.本当に素敵な方です.
2日目!
ついに葉山先生講演会.
開始直前,学術部長に声をかけられ,私は急きょ開催することになった葉山先生の
サイン会のお手伝いをさせて頂けることに!!!!
嬉しすぎます(;_;)
講演終了後.
私は終始お隣に立ち,先生のアシスト.
こんな至近距離にいられるなんて,と思っただけでうるうるしていました.
会ったことはなくても,ずっと支えてくださっていた方ですから.
私の仕事は,先生の提案で椅子を出す,記念撮影の依頼があればカメラマン,という程度で
後は並んだ他のOTさんたちと感動を共有すること笑
みなさんも涙ぐんでいました.
こんな幸せな仕事を依頼してくれた学術部長に心から感謝です.
サイン会終了後,実行委員全員で再度集まり,互いの労をねぎらって.
最終的な参加人数は約770人!
大幅に目標を超え,過去最高となった.
他県のOTさんたちからは,福島の対応は温かかった,感動した,
とのお言葉をたくさん頂戴したとのことです.
大内学会長がこだわった『おもてなしの心』が通じたんですね(*^^*)
ご協力いただいた皆様,ありがとうございました.
あんこ
OT全国研修会in秋田 2日目
- 2013/09/11 (Wed)
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全国研修会in秋田
2日目
この日も寝不足ですが楽しみます!
①作業で健康になるリハビリテーション
~生活行為向上マネジメント~
大庭潤平先生
2025年、団塊の世代が75歳を迎える。
このときには今は分断されているシステムをまとめて、地域包括ケアシステムを。
『健康』
=やっぱり主観。障害があっても自分が健康だと思えるならそれは健康な状態。
生活行為向上マネジメントが立ち上がった歴史の振り返り・・・
OTの臨床思考過程を説明できるもの。
急性期を例に挙げると、
在院日数の短縮化、限られた単位、手段になってしまっているOT・・・
急性期一つ取っても問題は多い。
でも、次のステージにつなげることはできる。
『担当作業療法士』が変わっても、『作業療法』は変わらない。
生活の予後予測ができるのはOTでしょ!
CLが自分でできた!と思える介入を。OTは縁の下の力持ちなんだから。
生活行為向上マネジメントにより、もちろんCLは変わるが、周囲の人たちも変わる。
CLがやりたい作業を実現できる地域、継続できる環境を。
モデル事業のときからお手伝いさせていただいていた生活行為向上マネジメント。
CLのよりよい健康に、新人さんの道しるべに、想いを共有できたときの感動を次のCLに生かすために、
使えたらいいんじゃないかな。
②認知症患者の生活に必要なコミュニケーション支援
九州保健福祉大学 小川敬之先生
またまたすごい方にお会いしてしまいました・・・
感動しすぎてうるうるしながら拝聴。
コミュニケーション
=まずはCLを知ろうとすることから
わかってくれば、声のかけ方、触れ方が変わってくる。
4人の症例を通して
>1人目 (キーワード:通じ合う)
認知症専門病棟で、いつもうずくまっている方。話しかけても無言、無動。
意思疎通は可能とのことで入院されてきたが・・・?
いつもいつもうずくまっていて動かないので廃用が進む。どうにか歩行訓練はできないか・・・
先生は毎日CLの隣に行って一緒にしゃがみこんだ。そしてある日、祖母がよく歌っていた歌を歌ってみたら、ついに話した!
そこからは一緒に歌い、散歩が可能となった。
>2人目(キーワード:生活史・個人史)
早朝覚醒、徘徊、盗癖があると入院してきた女性。
毎日早朝に起きてティッシュを2~3枚ずつ全ての病棟患者に配って歩き、そこからリモコンやらなんやらを持って自室に戻る。
彼女は、時間だ・・・と言って起きだし、集金は自分がやらないと・・・休刊日だから寝ていよう・・・と話すことがあった。
問題行動として扱われ、薬で鎮静化。
彼女は新聞配達・集金を3年前まで毎日やっていた方だった。
ただ、『休刊日』には仕事は不要だった。
彼女は入院中も仕事をしていたのだ。
ここから彼女への働きかけは変わる。
毎朝行うオムツ配りの業務を手伝っていだたき、毎晩寝る前に『明日は休刊日です』とお伝えした。
早朝覚醒、徘徊、盗癖はなくなった。
認知症だから・・・とスルーしている単語はありませんか?
>3人目(キーワード:脳科学)
更衣がうまくできない男性。
動画を見ながら。
そもそも更衣の過程は、
服の提示⇒服のかたちの理解⇒着衣⇒乱れの有無確認⇒達成感
昔からやっている習慣化された活動。
⇒ワーキングメモリーを引き出せばよい。
メカニズムは2通り。
<頭頂葉(運動企図)⇒運動前野⇒一次運動野⇒筋出力>
本人の今までのやり方を知って、こちらがきっかけを作ればあとはワーキングメモリーでできる。
彼はかぶり服を着るとき、いつもまず最初に眼鏡を外す、という行為があった。
こちらが眼鏡をそっと外して、服を渡してみる。スムースに着れた!!
服の提示から、時間が経過してしまうと『服⇔着る』のつながりが保持できない。
混乱が始まれば負のスパイラルに入り、状況の整理ができない。
混乱したら、『仕切りなおす』。
対象者の、できるはずの『自分』、自尊心を守る。
もう一つのメカニズム。
<基底核(内発的動機、自動運動)⇒補足運動野⇒一次運動野⇒筋出力>
自発性の誘導。
『これから出かけます。外出用の服に着替えましょう』
>4人目(キーワード:環境。今回は特に人物)
10人の認知症ケアユニット。男性1名、女性9名。
この唯一の男性をひどく嫌う女性が2人いた。この女性たちはいつも彼の悪口を言っている。
この男性は、確かに日中何もしない。ソファーに座っているか、横になっているか。
女性たちは順番に配膳や掃除を行っている。
あるとき、この男性の動かないことが問題視された。このままでは廃用が進み、歩けなくなるかも・・・
一人の介護士が、
『これどうですか???』とOTに提案したのが、彼がえさやりをしていた亀。
この亀も狭い水槽で可哀想だから、外に散歩に連れて行こうという名目で、
彼に散歩係を依頼することに。
女性たちのなかでリーダー格の女性に、彼へ依頼してもらうことにした。誰も逆らえないからね笑
彼はこの女性の依頼なら、と了解。その他の女性陣も、やっと動いてくれたと笑顔。
そして亀にひもをつけて外出成功!!!
しかし亀は歩かなかった。
でも彼はその亀をひきずって施設周囲を1周。無事に帰ってきた。
散歩は毎日続いた。
ある日。散歩中に亀がいなくなった。
彼は亀がいないことに気づきながらもひもだけ持って帰ってきた。
狭い水槽よりいいかと思って探さなかったのだと。
その日から女性陣にまた嫌われることになった。
この亀は、メンバー全員が可愛がっていたのだ笑 でも亀の縛り方が不十分だったのはこちらのミス。
許していただいた。
人間模様や動物の利用。
最後に、Evidence Based Medicine+Narative Based Medicine
③目と手の協調性に関する認知運動制御と作業療法
名古屋大学 酒井浩先生
まさかの脳科学の視点からのお話でした★
興味を持ってあんこの会で勉強している私にはありがたい!
でもやっぱり難しい・・・
目と手の協調性(視覚対象に正確にリーチするシステム)
=視覚性運動制御
これは、
背側経路が空間認知し、背外側前頭前野が能動的制御、小脳系が正確な運動を担当する。
これを司る回路は、
・what回路
=側頭葉へ向かう腹側経路。意識される視覚。意味(快・不快)
統覚(線や丸でぐちゃぐちゃなものがある、というだけ。
角回≒下頭頂小葉。障害されるとゲルストマン症候群、構成障害)
⇒統合(大体の形にはなっている)
⇒連合(書き写しはほぼ完ぺきだが意味づけができない)
・where回路、How回路
=頭頂葉へ向かう背側経路で、頭頂間溝付近にある。意識されない視覚。視覚対象の位置情報を自己身体から見た位置関係、あるいは空間内の対象と自己との位置関係で分析、空間座標を形成する。またこの付近で多感覚情報の統合を行う。
この2つの共通経路は、一時視覚野。明暗、注視、同定、焦点化、固定、移動を行う。
where回路が障害されるとバリント症候群(精神性注視麻痺、視覚性注意障害、視覚性運動失調)
How回路が障害されると対象に自分の体を合わせられない(構えを作れない)プレシェイピングの障害
よくわからないので、大好きな岐阜脳卒中リハビリテーション研究会のPTさんに聞きます笑
④精神疾患患者に対する身体機能へのアプローチ
佛教大学 苅山和生先生
今の時代の特徴
=選択肢が多すぎて混乱、拒絶。
また選択肢が多いことに慣れてしまい、選択肢が少ないときに不満が出る。限界設定をしてあげる・・・
精神科OT
=まずは自己開示。OTである前に『自分』を知ってもらうところから。
そして、OTである自分にできることを伝える。
健康
=能動的主観的な概念。
ADL、IADLの自立度が退院のカギ。
生活行為向上マネジメントを利用すれば自立していなくてももっと退院促進できる?
精神疾患のあるCLは適切な行動選択ができないため、健康が保てない。
『自分』を守るために、
体に負荷をかけすぎるCL(動いているほうが楽。実際は疲労している)、
かけなすぎるCL(動かない)。
どちらも自分なりの『いたわり行動』を取っているだけ。
OTは、CLが正しい『いたわり行動』を選択できるよう、きっかけを作る。
帰りの時間が近づいてしまったため、最後まで拝聴できませんでしたが。。。
2日間かなりの弾丸スケジュールでしたが、とても充実していました。
講師の方々、懇親会でお話させていただいた方々、たっぷりの刺激をくださった方々に
心から感謝です。
秋田の郷土料理もちょーおいしかった★★★
あんこ
2日目
この日も寝不足ですが楽しみます!
①作業で健康になるリハビリテーション
~生活行為向上マネジメント~
大庭潤平先生
2025年、団塊の世代が75歳を迎える。
このときには今は分断されているシステムをまとめて、地域包括ケアシステムを。
『健康』
=やっぱり主観。障害があっても自分が健康だと思えるならそれは健康な状態。
生活行為向上マネジメントが立ち上がった歴史の振り返り・・・
OTの臨床思考過程を説明できるもの。
急性期を例に挙げると、
在院日数の短縮化、限られた単位、手段になってしまっているOT・・・
急性期一つ取っても問題は多い。
でも、次のステージにつなげることはできる。
『担当作業療法士』が変わっても、『作業療法』は変わらない。
生活の予後予測ができるのはOTでしょ!
CLが自分でできた!と思える介入を。OTは縁の下の力持ちなんだから。
生活行為向上マネジメントにより、もちろんCLは変わるが、周囲の人たちも変わる。
CLがやりたい作業を実現できる地域、継続できる環境を。
モデル事業のときからお手伝いさせていただいていた生活行為向上マネジメント。
CLのよりよい健康に、新人さんの道しるべに、想いを共有できたときの感動を次のCLに生かすために、
使えたらいいんじゃないかな。
②認知症患者の生活に必要なコミュニケーション支援
九州保健福祉大学 小川敬之先生
またまたすごい方にお会いしてしまいました・・・
感動しすぎてうるうるしながら拝聴。
コミュニケーション
=まずはCLを知ろうとすることから
わかってくれば、声のかけ方、触れ方が変わってくる。
4人の症例を通して
>1人目 (キーワード:通じ合う)
認知症専門病棟で、いつもうずくまっている方。話しかけても無言、無動。
意思疎通は可能とのことで入院されてきたが・・・?
いつもいつもうずくまっていて動かないので廃用が進む。どうにか歩行訓練はできないか・・・
先生は毎日CLの隣に行って一緒にしゃがみこんだ。そしてある日、祖母がよく歌っていた歌を歌ってみたら、ついに話した!
そこからは一緒に歌い、散歩が可能となった。
>2人目(キーワード:生活史・個人史)
早朝覚醒、徘徊、盗癖があると入院してきた女性。
毎日早朝に起きてティッシュを2~3枚ずつ全ての病棟患者に配って歩き、そこからリモコンやらなんやらを持って自室に戻る。
彼女は、時間だ・・・と言って起きだし、集金は自分がやらないと・・・休刊日だから寝ていよう・・・と話すことがあった。
問題行動として扱われ、薬で鎮静化。
彼女は新聞配達・集金を3年前まで毎日やっていた方だった。
ただ、『休刊日』には仕事は不要だった。
彼女は入院中も仕事をしていたのだ。
ここから彼女への働きかけは変わる。
毎朝行うオムツ配りの業務を手伝っていだたき、毎晩寝る前に『明日は休刊日です』とお伝えした。
早朝覚醒、徘徊、盗癖はなくなった。
認知症だから・・・とスルーしている単語はありませんか?
>3人目(キーワード:脳科学)
更衣がうまくできない男性。
動画を見ながら。
そもそも更衣の過程は、
服の提示⇒服のかたちの理解⇒着衣⇒乱れの有無確認⇒達成感
昔からやっている習慣化された活動。
⇒ワーキングメモリーを引き出せばよい。
メカニズムは2通り。
<頭頂葉(運動企図)⇒運動前野⇒一次運動野⇒筋出力>
本人の今までのやり方を知って、こちらがきっかけを作ればあとはワーキングメモリーでできる。
彼はかぶり服を着るとき、いつもまず最初に眼鏡を外す、という行為があった。
こちらが眼鏡をそっと外して、服を渡してみる。スムースに着れた!!
服の提示から、時間が経過してしまうと『服⇔着る』のつながりが保持できない。
混乱が始まれば負のスパイラルに入り、状況の整理ができない。
混乱したら、『仕切りなおす』。
対象者の、できるはずの『自分』、自尊心を守る。
もう一つのメカニズム。
<基底核(内発的動機、自動運動)⇒補足運動野⇒一次運動野⇒筋出力>
自発性の誘導。
『これから出かけます。外出用の服に着替えましょう』
>4人目(キーワード:環境。今回は特に人物)
10人の認知症ケアユニット。男性1名、女性9名。
この唯一の男性をひどく嫌う女性が2人いた。この女性たちはいつも彼の悪口を言っている。
この男性は、確かに日中何もしない。ソファーに座っているか、横になっているか。
女性たちは順番に配膳や掃除を行っている。
あるとき、この男性の動かないことが問題視された。このままでは廃用が進み、歩けなくなるかも・・・
一人の介護士が、
『これどうですか???』とOTに提案したのが、彼がえさやりをしていた亀。
この亀も狭い水槽で可哀想だから、外に散歩に連れて行こうという名目で、
彼に散歩係を依頼することに。
女性たちのなかでリーダー格の女性に、彼へ依頼してもらうことにした。誰も逆らえないからね笑
彼はこの女性の依頼なら、と了解。その他の女性陣も、やっと動いてくれたと笑顔。
そして亀にひもをつけて外出成功!!!
しかし亀は歩かなかった。
でも彼はその亀をひきずって施設周囲を1周。無事に帰ってきた。
散歩は毎日続いた。
ある日。散歩中に亀がいなくなった。
彼は亀がいないことに気づきながらもひもだけ持って帰ってきた。
狭い水槽よりいいかと思って探さなかったのだと。
その日から女性陣にまた嫌われることになった。
この亀は、メンバー全員が可愛がっていたのだ笑 でも亀の縛り方が不十分だったのはこちらのミス。
許していただいた。
人間模様や動物の利用。
最後に、Evidence Based Medicine+Narative Based Medicine
③目と手の協調性に関する認知運動制御と作業療法
名古屋大学 酒井浩先生
まさかの脳科学の視点からのお話でした★
興味を持ってあんこの会で勉強している私にはありがたい!
でもやっぱり難しい・・・
目と手の協調性(視覚対象に正確にリーチするシステム)
=視覚性運動制御
これは、
背側経路が空間認知し、背外側前頭前野が能動的制御、小脳系が正確な運動を担当する。
これを司る回路は、
・what回路
=側頭葉へ向かう腹側経路。意識される視覚。意味(快・不快)
統覚(線や丸でぐちゃぐちゃなものがある、というだけ。
角回≒下頭頂小葉。障害されるとゲルストマン症候群、構成障害)
⇒統合(大体の形にはなっている)
⇒連合(書き写しはほぼ完ぺきだが意味づけができない)
・where回路、How回路
=頭頂葉へ向かう背側経路で、頭頂間溝付近にある。意識されない視覚。視覚対象の位置情報を自己身体から見た位置関係、あるいは空間内の対象と自己との位置関係で分析、空間座標を形成する。またこの付近で多感覚情報の統合を行う。
この2つの共通経路は、一時視覚野。明暗、注視、同定、焦点化、固定、移動を行う。
where回路が障害されるとバリント症候群(精神性注視麻痺、視覚性注意障害、視覚性運動失調)
How回路が障害されると対象に自分の体を合わせられない(構えを作れない)プレシェイピングの障害
よくわからないので、大好きな岐阜脳卒中リハビリテーション研究会のPTさんに聞きます笑
④精神疾患患者に対する身体機能へのアプローチ
佛教大学 苅山和生先生
今の時代の特徴
=選択肢が多すぎて混乱、拒絶。
また選択肢が多いことに慣れてしまい、選択肢が少ないときに不満が出る。限界設定をしてあげる・・・
精神科OT
=まずは自己開示。OTである前に『自分』を知ってもらうところから。
そして、OTである自分にできることを伝える。
健康
=能動的主観的な概念。
ADL、IADLの自立度が退院のカギ。
生活行為向上マネジメントを利用すれば自立していなくてももっと退院促進できる?
精神疾患のあるCLは適切な行動選択ができないため、健康が保てない。
『自分』を守るために、
体に負荷をかけすぎるCL(動いているほうが楽。実際は疲労している)、
かけなすぎるCL(動かない)。
どちらも自分なりの『いたわり行動』を取っているだけ。
OTは、CLが正しい『いたわり行動』を選択できるよう、きっかけを作る。
帰りの時間が近づいてしまったため、最後まで拝聴できませんでしたが。。。
2日間かなりの弾丸スケジュールでしたが、とても充実していました。
講師の方々、懇親会でお話させていただいた方々、たっぷりの刺激をくださった方々に
心から感謝です。
秋田の郷土料理もちょーおいしかった★★★
あんこ
OT全国研修会in秋田 1日目
- 2013/09/09 (Mon)
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平成25年9月7、8日
全国研修会に参加してきました。
去年は岩手盛岡、今年は秋田。
プログラムを初めて見たときは、大学の先生が多くて去年よりも現場の話は聞けないかも、と残念に思って参加も迷った。今思えばなんて失礼なことを思っていたんでしょうね。
私の参加したコマしかご紹介できませんが、とてもとても素敵な2日間でした。
金曜から前泊。21時秋田駅着。3軒飲み歩き笑

1日目
①『国が求める作業療法士の社会的役割』
厚生労働省 宮永敬市先生
この方はOTです!現在厚労省に所属するOTは3名。
こんな方々が国で戦ってくれているんですね。
高齢化率は上がる一方。その分、独居高齢者、高齢者夫婦のみの世帯も増加の一途。
ただこの高齢化は高齢者の人数が増えるわけではなくて。生産年齢人口が減るから。
介護保険料は平成12年設置当初は2900円/月だったが、今は5000円/月。
OTに何ができる?
OTはその人の医療も生活も生き様も知ってる。人を横断的に見れるのがOTでしょ?
まだまだ多様性があるはず!!!
現在、地域包括支援センターへのOT配置は全体数の1%。
全てのセンターにOTを配置したい・・・
現在全国に約7000箇所あるセンター。まだまだ足りない。
目標は中学校単位に1つ。
となると目標数は10000か所。
自立支援サービス
=そもそも利用者の生きる力を促進するもの。
=現状はサービス利用者の1/3は1年後に悪化。確かに加齢や廃用の影響もあるだろう。
=それにしても、訪問リハ、通所リハともほぼエンドレス。終了者は年5%以下。
老健は自宅復帰を目指す場所とされているのに平均在宅復帰率は2割。
全国3/4の老健がここ1か月でまったくベッドが回転していない。
本当にこのままでいいのか??
研究結果では、社会参加している割合が高いほど、うつ病や転倒、認知症者の割合が少ないことが報告されている。
高齢者の社会参加をもっと増やせないか?
確かに高齢化率は高まっているが、現在健常高齢者は8割。
この方々を支援者側に持ってこれないか?
健常高齢者だって、まったく生活に困っていないわけじゃない。
買い物や電球交換、模様替え、自治会の集まりに行けない、料理など日々困って生活している。
そこで目指しているのが、『地域包括ケアシステム』。
各地域の実情に合った支援。
介護保険がなくても、その地域に、その地域の住民が住み続けられるように。
住民が主体となって、住民のやりたいことの支援をOTがやる。
自助・互助をはじめとした地域福祉、コミュニティの構築に、OTが貢献できるはず。
さらに認知症の支援。
『認知症初期集中支援チーム』。
来年度まで全国でモデル事業実施。現在制度化検討中。
内容は困っている方がいた場合に訪問して評価、6か月間支援し、自立生活のサポートを行う。
『予防モデル事業』
PT、OT必置!!!
内容は、
・訪問:生活行為を現場で評価し、アドバイス
・通所:利用⇒卒業⇒地域主催のサロンへ
この流れに乗った方は家事参加者が増加・・・
CLが目標を持ってサービスを利用すれば社会参加率は上がる!
ケースカンファレンスにOTが参加すれば生活行為の見通しが立てられる
・生活支援
何をやっているんだ、まだできるでしょ!と背中を押していただきました。
お役所の中ではOTなんか肩身が狭い印象がありますが。
国民にOTを啓蒙するため、日々奮闘されている方がいるということが大きな励みになりました。
②『作業は人を健康にする~これからの協会のあり方~』
中村春基会長
冒頭から衝撃的でした。
30年後には病院が減る。高齢者の死亡により。
より在院日数の短縮化が求められ、
急性期と回復期を合わせて60日以内になり地域生活者が増加し。
OT人口は年々増える。仕事がない。
さてどうする?
OTは、対利用者でのみ仕事をしていたら限界が来る。
対地域、対環境で働かないと!
診療報酬改定に向けて、現在まとめている申請内容は。
・入院期間短縮のため、急性期病棟にOT専従
・外来と介護保険の併用
・精神科リハ計画書の算定、精神科のダウンサイズのため、個別介入を増やす
◎他国のOTとの比較・・・
イギリスはOT認知度がかなり高い。
生活に困ったらOTに相談に来る。
福祉機器展示場も多数存在。福祉機器に迷ったらOTに相談に来る。
国家試験がないため、養成校の卒業目標が『1人前のOT』。実習は9か月。
グレード8段階でOTが分類され、CLはOTを選べる。
G1~3は担当CL3人、G4~8は2人。
「7人も担当して(当時の会長の担当人数)、生活支援なんかできるの?」
デンマークでは一般市民向けの福祉機器講座が年50回開催。
フランスはPT75000人、ST21000人、OT8000人。
病院勤務率はPT21%、ST5%、OT94%。(フランスは悪い見本。こうならないために国に訴え続ける)
◎チーム医療推進のための要望
・OT協会の組織率(協会加入率)は73%。 約30%は協会に入っていない。
未加入のOTの質を担保するには? 法律に基づいて卒後研修を取り入れたい。
・免許更新制度の設置
・指示の積極的運用、活用範囲の拡大
Dr指示の元、ではなく、OTのことはOTに責任を
・もっと「連携」できるよう、項目を追加してほしい
◎精神科
・アンケートでは2時間1単位は長い・・・・・・・・・・・・・・・・・89%
身体機能への関わりの必要性を感じる・・・90%
◎災害対策
・各県一人OTを選出、地域コーディネーター研修を。
◎目標はイギリス
・日本もグレード化したい。
グレードを利用者に公表し、利用者がOTを選べる環境を。
・PTまがいのOTは国民に理解されない。
職能団体、学術団体として生活行為向上マネジメントを。
他団体は、OTならだれでもできると認識している。
OT=生活行為を改善する、ゲストに感動を与え、生きる力を提供するもの
イギリスのOTからのアドバイス
=制度は国ではなく、利用者のニーズとそれを支える国民、専門家の取り組みで作られる。
国ごとに違う『OT』があります。でも、生活を見ない『OT』はありません。印象的な言葉でした。
③『介護予防事業における作業療法士の役割
~健康増進のための支援~』
岡山県津山市役所 安本勝博先生
とにかくエネルギッシュな先生!
国民の60%が自宅療養を望み、かつ生産年齢人口が減少していく。
医療や介護は病院完結型から地域完結型へ変わらざるを得ない。
さらに、もう介護保険では支えきれない現状。
地域包括ケアが求められている。
健康増進。
さて、健康とは?
=身体的、精神的、社会的に良い状態(WHO)
=判断は本人。
そして世界作業療法士連盟は、
『作業療法は、作業を通して健康と安寧を促進することに関心を持つ専門職』としている。
さらに2012年作業療法ガイドラインに、作業療法士が関わる時期として『予防期』が明記された。
OTの対象は、疾患を持つ人に限定されない。
『予防』
関心は薄くないですか?
最近の研究では、書面のみでもOTが介入すれば支援が変わるという結果が出ている。
まだできる。
今全国13市町村で行われている、『予防モデル事業』
宮永先生のご講演にもあった、通所・訪問・地域ケア会議への参加。
なぜ、PT・OT必置となっているのか?
=現行の介護サービスは、ADLに対するサービスがほとんどでIADLに対するサービスは希薄。
生活の予後予測、見極めを!
そして、興味をひく作業の選定や助言に関わる。
先生が始めた『こけないからだ講座』
ついに週1回、市内180か所で1年以上続く集会となった。
利用者は3800名。
OTはもう介入していない。住民が、住民にアドバイスする。その環境設定をするのがOT。
1年後の身体機能も維持されているという結果も出た。
今じゃ勝手に集会所ごとにお揃いの服をつくったり、食事会を催したり・・・
なぜ住民だけで続くのか?
=住民は気づく。
自分が元気になればみんなが元気になる。みんなが元気になれば地域が元気になると。
良い循環ができれば、それぞれ自由に動き出す。
=OTは住民の力を信じる。仕掛けるだけ。目立たなくていい。
そして、認知症予防先生は津山市で住民と『助け上手・助けられ上手になること、
この地域なら認知症になっても大丈夫と思える地域を』というコンセプトを共有し、活動中。
まずは、認知症の方によく出現する症状を想定しながら、住民に寸劇をしてもらった。
そこで感じたことを話し合う。
そして、住民は気づき始めた。
『認知症になる前からおつきあいがないと、いざ認知症になったときに支え合いができない』と。
ここに気づいてもらえればこっちのもの。
コミュニティの重要性をわかってもらう。
OTは仕掛け人。軌道に乗った後は忘れ去られたら大成功!と笑顔で語られた先生にOT像を見ました。
④精神障害者の地域移行を促進する作業療法士のあり方
地域生活支援センターゆずり葉 遠藤真史先生
先生はOTであり、相談支援専門員。ゆずり葉は、OT3名、PSW4名、事務4名、ほかボランティアメンバーで構成。
内容は主に相談支援専門員について。
なんと先週、院内で講演してくださった地域の総合相談窓口の方の復習をさせていただきました!
ナイスタイミング★より理解が深まりました。
⑤脊髄損傷による四肢麻痺へのアプローチ
神奈川県総合リハビリテーションセンター 松本琢磨先生
脊損研究会(SCIOT)代表を務めておられる先生です。
衝撃的な動画から始まりました。
18歳の少年が交通事故でC5レベル頚損に。
ADLは2年かけてトイレ、風呂以外自立。
車の乗り降り、車いすの車載、運転に必要な運動機能の獲得後に教習所に通い、免許取得。
休学中だった高校を卒業。就職。
この動画を編集してくれたのもC4レベルの頚損のCL。
その後は各論。
脊損は整形疾患の枠に入れられやすいが、中枢神経疾患。可塑性を信じる。
支援者があきらめてはいけない。 強くそう思わせてくれた講演でした。
この後はステキすぎる懇親会(T‐T)
宮永先生、安本先生と直接お話できました!
国に、地域に、作業療法をする。疾患のあるなしなんか関係ない。こんな畑の違う方々と、こんなに熱く語り合えるなんて。本当に来てよかった。
そして山形の藤井先生、本当にOT思いの、学生思いの素晴らしい先生です。
ビッグな方々と顔つなぎをしていただきありがとうございました!!
『一期一会』。私も大事にしていきます。
この日も懇親会後にさらに2軒行きました笑
明日もいっぱい吸収しよー★
あんこ
全国研修会に参加してきました。
去年は岩手盛岡、今年は秋田。
プログラムを初めて見たときは、大学の先生が多くて去年よりも現場の話は聞けないかも、と残念に思って参加も迷った。今思えばなんて失礼なことを思っていたんでしょうね。
私の参加したコマしかご紹介できませんが、とてもとても素敵な2日間でした。
金曜から前泊。21時秋田駅着。3軒飲み歩き笑
1日目
①『国が求める作業療法士の社会的役割』
厚生労働省 宮永敬市先生
この方はOTです!現在厚労省に所属するOTは3名。
こんな方々が国で戦ってくれているんですね。
高齢化率は上がる一方。その分、独居高齢者、高齢者夫婦のみの世帯も増加の一途。
ただこの高齢化は高齢者の人数が増えるわけではなくて。生産年齢人口が減るから。
介護保険料は平成12年設置当初は2900円/月だったが、今は5000円/月。
OTに何ができる?
OTはその人の医療も生活も生き様も知ってる。人を横断的に見れるのがOTでしょ?
まだまだ多様性があるはず!!!
現在、地域包括支援センターへのOT配置は全体数の1%。
全てのセンターにOTを配置したい・・・
現在全国に約7000箇所あるセンター。まだまだ足りない。
目標は中学校単位に1つ。
となると目標数は10000か所。
自立支援サービス
=そもそも利用者の生きる力を促進するもの。
=現状はサービス利用者の1/3は1年後に悪化。確かに加齢や廃用の影響もあるだろう。
=それにしても、訪問リハ、通所リハともほぼエンドレス。終了者は年5%以下。
老健は自宅復帰を目指す場所とされているのに平均在宅復帰率は2割。
全国3/4の老健がここ1か月でまったくベッドが回転していない。
本当にこのままでいいのか??
研究結果では、社会参加している割合が高いほど、うつ病や転倒、認知症者の割合が少ないことが報告されている。
高齢者の社会参加をもっと増やせないか?
確かに高齢化率は高まっているが、現在健常高齢者は8割。
この方々を支援者側に持ってこれないか?
健常高齢者だって、まったく生活に困っていないわけじゃない。
買い物や電球交換、模様替え、自治会の集まりに行けない、料理など日々困って生活している。
そこで目指しているのが、『地域包括ケアシステム』。
各地域の実情に合った支援。
介護保険がなくても、その地域に、その地域の住民が住み続けられるように。
住民が主体となって、住民のやりたいことの支援をOTがやる。
自助・互助をはじめとした地域福祉、コミュニティの構築に、OTが貢献できるはず。
さらに認知症の支援。
『認知症初期集中支援チーム』。
来年度まで全国でモデル事業実施。現在制度化検討中。
内容は困っている方がいた場合に訪問して評価、6か月間支援し、自立生活のサポートを行う。
『予防モデル事業』
PT、OT必置!!!
内容は、
・訪問:生活行為を現場で評価し、アドバイス
・通所:利用⇒卒業⇒地域主催のサロンへ
この流れに乗った方は家事参加者が増加・・・
CLが目標を持ってサービスを利用すれば社会参加率は上がる!
ケースカンファレンスにOTが参加すれば生活行為の見通しが立てられる
・生活支援
何をやっているんだ、まだできるでしょ!と背中を押していただきました。
お役所の中ではOTなんか肩身が狭い印象がありますが。
国民にOTを啓蒙するため、日々奮闘されている方がいるということが大きな励みになりました。
②『作業は人を健康にする~これからの協会のあり方~』
中村春基会長
冒頭から衝撃的でした。
30年後には病院が減る。高齢者の死亡により。
より在院日数の短縮化が求められ、
急性期と回復期を合わせて60日以内になり地域生活者が増加し。
OT人口は年々増える。仕事がない。
さてどうする?
OTは、対利用者でのみ仕事をしていたら限界が来る。
対地域、対環境で働かないと!
診療報酬改定に向けて、現在まとめている申請内容は。
・入院期間短縮のため、急性期病棟にOT専従
・外来と介護保険の併用
・精神科リハ計画書の算定、精神科のダウンサイズのため、個別介入を増やす
◎他国のOTとの比較・・・
イギリスはOT認知度がかなり高い。
生活に困ったらOTに相談に来る。
福祉機器展示場も多数存在。福祉機器に迷ったらOTに相談に来る。
国家試験がないため、養成校の卒業目標が『1人前のOT』。実習は9か月。
グレード8段階でOTが分類され、CLはOTを選べる。
G1~3は担当CL3人、G4~8は2人。
「7人も担当して(当時の会長の担当人数)、生活支援なんかできるの?」
デンマークでは一般市民向けの福祉機器講座が年50回開催。
フランスはPT75000人、ST21000人、OT8000人。
病院勤務率はPT21%、ST5%、OT94%。(フランスは悪い見本。こうならないために国に訴え続ける)
◎チーム医療推進のための要望
・OT協会の組織率(協会加入率)は73%。 約30%は協会に入っていない。
未加入のOTの質を担保するには? 法律に基づいて卒後研修を取り入れたい。
・免許更新制度の設置
・指示の積極的運用、活用範囲の拡大
Dr指示の元、ではなく、OTのことはOTに責任を
・もっと「連携」できるよう、項目を追加してほしい
◎精神科
・アンケートでは2時間1単位は長い・・・・・・・・・・・・・・・・・89%
身体機能への関わりの必要性を感じる・・・90%
◎災害対策
・各県一人OTを選出、地域コーディネーター研修を。
◎目標はイギリス
・日本もグレード化したい。
グレードを利用者に公表し、利用者がOTを選べる環境を。
・PTまがいのOTは国民に理解されない。
職能団体、学術団体として生活行為向上マネジメントを。
他団体は、OTならだれでもできると認識している。
OT=生活行為を改善する、ゲストに感動を与え、生きる力を提供するもの
イギリスのOTからのアドバイス
=制度は国ではなく、利用者のニーズとそれを支える国民、専門家の取り組みで作られる。
国ごとに違う『OT』があります。でも、生活を見ない『OT』はありません。印象的な言葉でした。
③『介護予防事業における作業療法士の役割
~健康増進のための支援~』
岡山県津山市役所 安本勝博先生
とにかくエネルギッシュな先生!
国民の60%が自宅療養を望み、かつ生産年齢人口が減少していく。
医療や介護は病院完結型から地域完結型へ変わらざるを得ない。
さらに、もう介護保険では支えきれない現状。
地域包括ケアが求められている。
健康増進。
さて、健康とは?
=身体的、精神的、社会的に良い状態(WHO)
=判断は本人。
そして世界作業療法士連盟は、
『作業療法は、作業を通して健康と安寧を促進することに関心を持つ専門職』としている。
さらに2012年作業療法ガイドラインに、作業療法士が関わる時期として『予防期』が明記された。
OTの対象は、疾患を持つ人に限定されない。
『予防』
関心は薄くないですか?
最近の研究では、書面のみでもOTが介入すれば支援が変わるという結果が出ている。
まだできる。
今全国13市町村で行われている、『予防モデル事業』
宮永先生のご講演にもあった、通所・訪問・地域ケア会議への参加。
なぜ、PT・OT必置となっているのか?
=現行の介護サービスは、ADLに対するサービスがほとんどでIADLに対するサービスは希薄。
生活の予後予測、見極めを!
そして、興味をひく作業の選定や助言に関わる。
先生が始めた『こけないからだ講座』
ついに週1回、市内180か所で1年以上続く集会となった。
利用者は3800名。
OTはもう介入していない。住民が、住民にアドバイスする。その環境設定をするのがOT。
1年後の身体機能も維持されているという結果も出た。
今じゃ勝手に集会所ごとにお揃いの服をつくったり、食事会を催したり・・・
なぜ住民だけで続くのか?
=住民は気づく。
自分が元気になればみんなが元気になる。みんなが元気になれば地域が元気になると。
良い循環ができれば、それぞれ自由に動き出す。
=OTは住民の力を信じる。仕掛けるだけ。目立たなくていい。
そして、認知症予防先生は津山市で住民と『助け上手・助けられ上手になること、
この地域なら認知症になっても大丈夫と思える地域を』というコンセプトを共有し、活動中。
まずは、認知症の方によく出現する症状を想定しながら、住民に寸劇をしてもらった。
そこで感じたことを話し合う。
そして、住民は気づき始めた。
『認知症になる前からおつきあいがないと、いざ認知症になったときに支え合いができない』と。
ここに気づいてもらえればこっちのもの。
コミュニティの重要性をわかってもらう。
OTは仕掛け人。軌道に乗った後は忘れ去られたら大成功!と笑顔で語られた先生にOT像を見ました。
④精神障害者の地域移行を促進する作業療法士のあり方
地域生活支援センターゆずり葉 遠藤真史先生
先生はOTであり、相談支援専門員。ゆずり葉は、OT3名、PSW4名、事務4名、ほかボランティアメンバーで構成。
内容は主に相談支援専門員について。
なんと先週、院内で講演してくださった地域の総合相談窓口の方の復習をさせていただきました!
ナイスタイミング★より理解が深まりました。
⑤脊髄損傷による四肢麻痺へのアプローチ
神奈川県総合リハビリテーションセンター 松本琢磨先生
脊損研究会(SCIOT)代表を務めておられる先生です。
衝撃的な動画から始まりました。
18歳の少年が交通事故でC5レベル頚損に。
ADLは2年かけてトイレ、風呂以外自立。
車の乗り降り、車いすの車載、運転に必要な運動機能の獲得後に教習所に通い、免許取得。
休学中だった高校を卒業。就職。
この動画を編集してくれたのもC4レベルの頚損のCL。
その後は各論。
脊損は整形疾患の枠に入れられやすいが、中枢神経疾患。可塑性を信じる。
支援者があきらめてはいけない。 強くそう思わせてくれた講演でした。
この後はステキすぎる懇親会(T‐T)
宮永先生、安本先生と直接お話できました!
国に、地域に、作業療法をする。疾患のあるなしなんか関係ない。こんな畑の違う方々と、こんなに熱く語り合えるなんて。本当に来てよかった。
そして山形の藤井先生、本当にOT思いの、学生思いの素晴らしい先生です。
ビッグな方々と顔つなぎをしていただきありがとうございました!!
『一期一会』。私も大事にしていきます。
この日も懇親会後にさらに2軒行きました笑
明日もいっぱい吸収しよー★
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